仕事のオンライン化 限定特別価格コンサルティング受付中

ファシリテーションは「引き出す」「促す」「促進させる」という意味

ファシリテーションとは、「引き出す」「促す」「促進させる」という意味があります。一般的には会議で活用するスキルと思われていますが、実際は人が二人以上居る場面で「目的」「向上心」「成長意欲」のいずれかがあればどのような場面においても活用することができます。

但しこれらはいずれも動詞であり、そこには「何を」という「目的語」が存在するわけで、それが何かが重要になってきます。

ファシリテーションに欠かせない目的語とは!?

ファシリテーションとは、「引き出す」「促す」「促進させる」という意味がありますが、実はその奥に「何を」という目的語が存在するのですが、その「何を」がとても重要になってきます。

この「目的語」というか「目的」そのものが存在しなければ、やみくもにファシリテート(ファシリテーションの動詞形)しても意味がないのです。

ファシリテーションが会議で多用される理由

ファシリテーションは会議で使うスキルと思っている方がたくさんいらっしゃいますが、その理由はそもそも会議では何かを決議するとか、話し合うなど、会議自体に目的があるからなのです。

但し、進行役の人や司会者、参加者がその目的を共有していなければ上手くファシリテートすることはできません。

会議の進行役や司会者をファシリテーターと呼ばれたりしていますが、「ファシリテーター」とは、「ファシリテーションをする人」「ファシリテートする人」のことを意味します。

そのファシリテーターが参加者の意見を「引き出す」のがファシリテーターの役割だと思っていて、参加者に発言を「促す」ことを行なっても、会議そのものを「促進させる」ことが出来ない場合があります。

それは、「どのようにして」引き出したり、促したり、促進させたりすることができるのか、ファシリテーションのスキルを持っていなければできないのです。

ファシリテーターは、その場にいる全員一人ひとりの意見を引き出すためにはどうしたら良いのか?ただ意見を求めたり、当てるだけでは引き出すとは言いません。一人ひとりの意見や感想を上手く引き出すためのスキルやノウハウが必要になってくるのです。

ファシリテーターの役割とは?まずは「場づくり」から。

また、ファシリテーターはその「場」を安心・安全な場にすることや、「場」をあたためたり、「場」を信じて、その「場」から答えを引き出す技術が必要になります。

単なる(失礼)進行役や司会者をファシリテーターと呼んではいけないのです。もちろん、進行役の人や司会者がファシリテーションスキルを身につけていれば別です。

先日、ある会に参加しました。そこにはプロのアナウンサーの方がいらして、司会進行をされていました。さすがプロです。とても明るく流ちょうな話し方で、進行をされていました。

しかし!!場はちっとも温まっていないし、司会者の方だけ浮いているのです。参加者の方々は置いてかれ感が漂い、場も一体化しておらず、とてもちぐはぐな場になっていました。

例えば、視聴者参加型のテレビ番組などをご覧になったことはあるでしょうか?司会者が何か面白いことを言ったら、一斉に笑い声が聞こえたり、テレビの視聴者側にもその場の空気感が伝わってきます。

これは、番組が始まる前に前振りの方が居て、参加されている視聴者とトークをしたり、拍手や笑いの予行練習などを行なっています。つまり、場を温めているわけです。温まった状態を作っておいたところに、本番の司会者の方がいらっしゃるので、自然に拍手や笑い声に包まれることができるのです。

もちろん、テレビではないので、前振りの人を頼むわけにいかない場合の方が多いわけですが、その場合は進行役や司会者の人がその場を温める必要があるのです。

それは、一般的に「アイスブレイク」と言われています。

※ アイスブレイクについてはこちらの記事をどうぞお読みくださいませ。

つまり、プロのアナウンサーであってもファシリテーターとは言えないということをご理解頂きたかったのですが、お分かり頂けたでしょうか?

アナウンサーの方は、聞き取りやすい声で、お話されるのはとても上手ですが、ファシリテートできるか?と言えば、別のスキル、つまりファシリテーション力が必要になるという事です。

もっとも、アナウンサーの方は出された原稿を読み上げるとか、台本通り、打合せ通りに話すプロですから、ファシリテーターとは持ち合わせているスキルが違うわけです。

ファシリテーション力は進行役だけが持っていればイイ?

ファシリテーションのスキルは進行役だけが持っていれば良いわけではありません。その場にいる参加者一人ひとりが持っていることが望ましいのです。

例えば、会議で参加者全員が自己紹介などをする場合など、決められた時間内で済ませようとするならば誰かが長々と話すのはNGです。しかし、話し慣れていない方などが話し始めると、どこで言葉を切っていいかわからなくなって暴走というか延々と長話をしてしまうケースもあります。

参加者全員がファシリテーションスキルを持ち合わせていれば、一人ひとりが効率的に意見を出したり、アイディアを出したりしながら、時間内に最大最適な結論を出すことができるでしょう。

最後にファシリテーションについてまとめると!?

ファシリテーションを活用とするならば、目的を明確にする必要があるということ。

何を引き出すのか?何を促すのか?何を促進させるのか?

そこが明確でないとファシリテートはできませんからね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です